症状 | 原因 | 対策 |
@出足が悪いが、スピードが 上げれば加速する。 最高速まで達するのに時間がかかる。
| ●変速回転数が低過ぎて、パワーの無い回転で変速している。
| ■ウエイトローラーを6g以上(6ヶTOTAL重量)軽くする。
シビアな調整は3g(6ヶTOTAL重量)以下で。 ※センタースプリングを強化する。 |
A出足は良いが、エンジンがうなって加速しない。
最高速が出ない。 | ●変速回転数が高すぎて、吹けきっている。
| ■ウエイトローラーを6g以上(6ヶTOTAL重量)重くする。
シビアな調整は3g(6ヶTOTAL重量)以下で。 |
B出足から1、2秒位の加速が悪いが、それを過ぎると加速も良く最高速も出る。
| ●クラッチミートタイミングが早いため、エンジン出力の低い回転数で発進してしまう。
※チャンバーに交換した時、出易い症状。 | ■クラッチミートタイミングをエンジン出力のある回転数まで上げる。
※ クラッチスプリングの交換。 ※ 軽量クラッチシューへの交換。 |
C中高速で再加速しようとすると加速しない。
中高速でエンジンの回転数が下がる。 | ●クラッチドリブンフェースが急速に開くため、高速側への変速が早すぎ、ハイギア‐で走ってしまう。
アクセルを戻しても、キックダウンしない。 | ■トルクカムの動きを確認しオーバーホールする。
トルクカムの角度をノーマルよりも急な角度のものに交換する。 ※センタースプリングを強化する。 |
Dウエイトローラーで変速回転数を調整しても、加速フィーリングが今1歩。(トルクが無い)
| ●センタースプリングが強過ぎると出やすい症状。 10%以上の強化スプリング使用の場合出易い。
| ■センタースプリングのバネレートを落とす。 |
Eチャンバーと同時装着で、ノーマルマフラーよりもパワーが無い。 ウエイトセッテイングはあっている。
| ●チャンバーとのマッチング。 50cc用チャンバーと同時装着すると、マッチングが悪く、思ったよりもパワーが出ない場合がある。
| ■ビッグボア―とマッチするチャンバーに交換する。
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F上記各項目のセッティングを行っても、加速が悪かったり、最高速が出ない場合。
| ●キャブセッティングが出ていない。
エンジン内部のトラブル。 | ■吸気系セッティングを見直す。
(別紙参照) シリンダーヘッドを取り外し、内部にトラブルが無いか確認する。 |
Gエンジンが冷えている時は調子が良いが、3〜5km前後走行すると、エンジンの回りが重たくなり加速最高速ともダウンする。
| ●オーバーヒートの可能性。 | ■変速回転数チェック。
エンジンを分解し、ピストンリングの動きが悪くなっていたり、ピストンの裏側が青黒く焼けている場合はオーバーヒートのため、変速回転数を低くするか、冷却対策する。
※ビッグキャブに交換する。 |
H最高速付近でいきなりエンジンが停止し、エンジンの圧縮が無い。
| ●ピストン穴開き。又は、サークリップが破損し、二次的にピストンリングを傷つけ圧縮が無くなった。
| ■ピストン穴明きの原因は、点火時期が早い・ピストンとプラグ電極の距離が短い・プラグの熱価が低い・キャブのセッティングが薄い等です。
対策はいずれが該当するか確認後の対処が必要。 サークリップが破損した場合は、シリンダーも使用できないケースが多い為、キットでの交換が必要。 |
I走行中エンジンが停止。 しばらくしたらエンジン始動したが、カタカタ音がでる。
| ●ピストンとシリンダーが軽い焼きつきを起こしている。 キャブセッテイング不良、オイル潤滑不良。
※ならし運転不足。 | ■エンジンを分解し状況を確認の上、再使用可能な場合は耐水ペーパー等でピストン、シリンダーを研磨する。
再使用不可(キズが深い)の場合はキットASSYで交換をする。 再発防止のため、キャブセッティングの見なおし、オイル混合対比の変更、オイル銘柄の変更を行ってください。
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