Amagasaki WebSite INDEX■Technical Tip's ボアアップ装着時によくあるトラブル

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下記の症状は、ボアアップ装着時によくあるトラブルです
■エンジンの潜在能力を余すことなく引き出すキャブレター。しかし、その能力を活かすも殺すもセッティング次第で大きく変わってしまいます。 そこで、それぞれのスロットル開度で見られる具体的な症状を示し、その原因と解決方法をまとめてみました。 キャブレターのセッティングは、混合気の濃度が濃い、薄いのどちらかしかありません。 キャブレターセッティングに近道はなく、地道な作業の繰り返しです。セッティングの上達方法は、間違ってもいいから試してみることが大切です。何度もトライして繰り返しながら少しずつ覚えていきましょう。

*補足説明*記載されている情報は、メーカーの仕様変更などで数値が、変わっている場合があります。

*ご注意:
記載内容についての御質問は一切お答えしておりません。参考資料とお考えください。

ボアアップ
よくあるトラブルと対策

"キャブレター”を楽しむ

基本編

症状と対策

気象条件

トラブルシューティング

各社ビックキャブ
セッティングデータ

20Φ

24Φ

26Φ

28Φ

40Φ

ノーマルキャブ
セッティングデータ

HONDA

YAMAHA

KAWASAKI

SUZUKI

キャブを極める

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症状原因対策
@出足が悪いが、スピードが 上げれば加速する。 最高速まで達するのに時間がかかる。 ●変速回転数が低過ぎて、パワーの無い回転で変速している。 ■ウエイトローラーを6g以上(6ヶTOTAL重量)軽くする。 シビアな調整は3g(6ヶTOTAL重量)以下で。 ※センタースプリングを強化する。
A出足は良いが、エンジンがうなって加速しない。 最高速が出ない。 ●変速回転数が高すぎて、吹けきっている。 ■ウエイトローラーを6g以上(6ヶTOTAL重量)重くする。 シビアな調整は3g(6ヶTOTAL重量)以下で。
B出足から1、2秒位の加速が悪いが、それを過ぎると加速も良く最高速も出る。 ●クラッチミートタイミングが早いため、エンジン出力の低い回転数で発進してしまう。 ※チャンバーに交換した時、出易い症状。 ■クラッチミートタイミングをエンジン出力のある回転数まで上げる。 ※ クラッチスプリングの交換。 ※ 軽量クラッチシューへの交換。
C中高速で再加速しようとすると加速しない。 中高速でエンジンの回転数が下がる。 ●クラッチドリブンフェースが急速に開くため、高速側への変速が早すぎ、ハイギア‐で走ってしまう。 アクセルを戻しても、キックダウンしない。 ■トルクカムの動きを確認しオーバーホールする。 トルクカムの角度をノーマルよりも急な角度のものに交換する。 ※センタースプリングを強化する。
Dウエイトローラーで変速回転数を調整しても、加速フィーリングが今1歩。(トルクが無い) ●センタースプリングが強過ぎると出やすい症状。 10%以上の強化スプリング使用の場合出易い。 ■センタースプリングのバネレートを落とす。
Eチャンバーと同時装着で、ノーマルマフラーよりもパワーが無い。 ウエイトセッテイングはあっている。 ●チャンバーとのマッチング。 50cc用チャンバーと同時装着すると、マッチングが悪く、思ったよりもパワーが出ない場合がある。 ■ビッグボア―とマッチするチャンバーに交換する。

F上記各項目のセッティングを行っても、加速が悪かったり、最高速が出ない場合。

 

●キャブセッティングが出ていない。 エンジン内部のトラブル。 ■吸気系セッティングを見直す。 (別紙参照) シリンダーヘッドを取り外し、内部にトラブルが無いか確認する。
Gエンジンが冷えている時は調子が良いが、3〜5km前後走行すると、エンジンの回りが重たくなり加速最高速ともダウンする。 ●オーバーヒートの可能性。■変速回転数チェック。 エンジンを分解し、ピストンリングの動きが悪くなっていたり、ピストンの裏側が青黒く焼けている場合はオーバーヒートのため、変速回転数を低くするか、冷却対策する。 ※ビッグキャブに交換する。
H最高速付近でいきなりエンジンが停止し、エンジンの圧縮が無い。 ●ピストン穴開き。又は、サークリップが破損し、二次的にピストンリングを傷つけ圧縮が無くなった。 ■ピストン穴明きの原因は、点火時期が早い・ピストンとプラグ電極の距離が短い・プラグの熱価が低い・キャブのセッティングが薄い等です。 対策はいずれが該当するか確認後の対処が必要。 サークリップが破損した場合は、シリンダーも使用できないケースが多い為、キットでの交換が必要。
I走行中エンジンが停止。 しばらくしたらエンジン始動したが、カタカタ音がでる。 ●ピストンとシリンダーが軽い焼きつきを起こしている。 キャブセッテイング不良、オイル潤滑不良。 ※ならし運転不足。 ■エンジンを分解し状況を確認の上、再使用可能な場合は耐水ペーパー等でピストン、シリンダーを研磨する。 再使用不可(キズが深い)の場合はキットASSYで交換をする。 再発防止のため、キャブセッティングの見なおし、オイル混合対比の変更、オイル銘柄の変更を行ってください。

症状原因対処
スロットル全開で

息つき
ノッキング
オーバーヒート
プラグが白い

薄いメインジェットの番数を上げる
プラグの焼け色をみて一番手づつ上げる。
番数を大幅に上げても改善されない場合は、フロートバルブ、バルブシートの詰まり、フューエルチューブ、フューエルコックの詰まりを点検。
頭打ちが早い
伸びがない
ぼこつく
吹け上がりが、遅い
パワー不足
プラグが黒い
濃いメインジェットの番数を下げる
プラグの色を見て一番手づつ下げる
プラグの色がキツネ色になればOK
スロットル開度
1/4〜3/4
息つき
ノッキング
失速
薄いジェットニードルのクリップ位置を一段下げる
もたつく
ぼこつく
加速が悪い
濃いジェットニードルのクリップ位置を一段上げる
スロットル開度
1/8〜1/2
息つき
ノッキング
失速
薄いジェットニードルのストレート径を細くする
もたつく
ぼこつく
加速が悪い
濃いジェットニードルのストレート径を太くする
超低速
アイドリング
回転が不安定 薄いパイロットジェットの番数を上げる
エアスクリューを絞める
黒煙が出る
音が鈍い
エンストする
濃いパイロットジェットの番数を下げる
エアスクリューを緩める
スロットル急開時レスポンスが悪い両方の可能性メインジェットの番数を下げる
ジェットニードルのクリップ段数を上げる
改善しない場合上記の逆の操作を行う
スロットル急閉時回転の戻りが悪い薄いパイロットジェットの番数を上げる
エアースクリューを緩める
エアスクリューエアスクリューを調整しても変化がない両方の可能性パイロットジェットを変える

 

 

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